緑内障手術

緑内障手術に関する情報をご案内しています。

レーザー手術

原発解放隅角緑内障、高眼圧症などに対して行います。
選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)用のレーザー機器を用います。

レーザー以外の手術

薬物療法やレーザー治療が功を奏さなかった場合に行われる治療です。

眼の中の水(房水)を眼外に染み出させるようにする手術と、房水の流出路である繊維柱帯を切開し房水を排出しやすくする手術があります。
手術の目的は症状の改善ではなく、眼圧を下げて進行を食い止めることです。

白内障の手術をすると眼圧が下がることが知られおり、目の形状によっては緑内障の治療のために白内障手術を第一選択とする場合もあります。

繊維柱帯切除術(トラベクレクトミー)

房水の出口を新しく作る手術です。
白眼の膜(結膜)と、眼球の壁(強膜)を切開して、房水の出口を作ります。

出口を作っただけでは水が流れ過ぎ、眼圧が低くなりすぎるため、房水の貯まる袋「濾過胞」ができるようにします。

手術時間は30分~1時間程度です。

インプラント挿入術

当院では、平成24年4月に厚生労働省より認可され、保険適応となった「緑内障手術におけるインプラント挿入術」を行っております。

房水を眼外に出す医療器具を眼の中に入れ眼圧を制御する方法で、手術時間は約30分~1時間です。

トラベクレクトミーよりも、濾過性が安定していて、切開部が小さいことなどから、術後の感染症等の合併症が少ないことが期待されます。